外壁塗装のカラー

実際に外壁塗装を行う際の塗装カラーについて考えてみたいと思います。傷みを補強したり、材を保護したりといった実用面も大切ですが、折角塗装するからには色合い・デザイン性にもこだわりたいところですよね?

 


サンプルと現実では印象が違う?

外壁塗装をする場合に気をつけておきたいことは、カラーサンプルと実際の壁では印象がだいぶ異なるということでしょう。
サンプルを見て「キレイだな」と思った色でも、実際に外壁として塗ってみるとイメージと異なることもあるんです。

 

※色は面積によって明るさが違って見えるんです!

 

色によって「その色で塗られている面積が変わるのに伴って、明るく見えたり暗く見えたりする」という現象が起こります。
具体的な変化としては、明るい色だと面積が広くなるにつれて、より明るく見えるんですね。逆に暗い色の場合、面積が大きくなるにつれて、より暗く見えます。簡単にいうと”面積が大きくなれば、色の持っている明度が強調される”ということでしょう。
この点で考えてみると「カラーのサンプルとして出てくるカードや板」と「家の外壁」では面積の差が相当なものになりますよね?

であれば、実際に塗装カラーとして壁に塗った場合「サンプルを見て、だいたいこんな明るさだろう」と予想していた明るさとは全く違った見え方をすることになります。
対処法としては、サンプル板を大きめに造ってもらい、その上で判断すること。そして、明るい色の場合には希望色よりもワントーン暗めに塗ってもらう(暗い色の場合は、その反対)ということが挙げられるでしょう。

ちなみに、面積によって色の明るさが違って見えることを面積効果と呼んでいます。

 

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隣接する色によって見え方が変わります。

A.彩度対比 

塗装カラーにも、鮮やかな色とくすんだ色があります。これは例えば「明るいイメージのスカイブルー」と「灰色がかったブルーグー」なら、同じ青でも鮮やかさが異なる、ということ。
ただ、この”鮮やかorくすんでいる”という見え方が、隣接する色によって違って見えてしまうんですね。どんな色にしても、隣に鮮やかな色を置くと少しくすんで見えますし、逆にくすんだ色と隣り合えば実際よりも鮮やかに見えます。

 

B.明度対比

明るさでも同じことが起こります。暗い色と隣接した色は実際よりも明るく見えますし、逆に明るい色と隣接すれば実際より暗く見えるわけですね。